ヘリオドール
Heliodor
へリオドール 完璧なプリズム状の六角柱状の宝石
原産地 ブラジル、マダガスカル、ナミビア、ナイジェリア、ロシア
黄緑
属性 ベリル
硬度 7.50 - 8.00
屈折率 1.56 - 1.60
比重 2.66 - 2.87


ヘリオドールは1910年にナミビア西部のエロンゴ州ロッシングで最初に見つかりました。ヘリオドールの名前はギリシャ語の「ヘリオス」と「ドロン」を組み合わせたもので、「太陽からの贈り物」という意味です。

オリーブオイルに似た黄緑色が特徴的なヘリオドールは、「宝石の母」と言われるベリルの一種です。興味深いことに、ベリルは純粋なものは透明で、様々な元素が混ざることによって、これだけ幅広い種類の色になるのです。



 伝説 


クリスタル療法では、ヘリオドールは伝統的に思いやりや誠実さ、共感を育てるお守りとされてきました。また、直観力を鋭くし、コミュニケーション能力を高めてくれると言う人もいます。



 ヘリオドールについて 


ヘリオドールの一番の特徴はその色で、結晶の中のアルミニウムが鉄に代わることで生じます。色は、ベリルの結晶の中にある鉄分の濃度や場所によって変わってきます。しかし、色合いが多様なため、ヘリオドールとゴールデンベリル、そしてイエローベリルをはっきりと区別することが難しいこともあります。もともとはナミビアで発見されたゴールデンベリルがヘリオドールと呼ばれていましたが、現在ではベリルのうち黄緑色のものを指すようになり、金色のものをゴールデンベリル、黄色のものをイエローベリルと呼ぶようになりました。しかし、この区分がまだはっきりしていない場合もあるので、注意が必要です。

ヘリオドールが発見されたのが、ベリルの仲間で、鉄分によって色がつくアクアマリンと同じペグマタイトだったのは、驚くべきことではありません。アクアマリンと同様、色が濃いものほどインクルージョン(内包物)が多いのが普通です。ヘリオドールは主に花崗岩のペグマタイトで形成され、花崗岩の空洞で形成されることもあります。ヘリオドールは比較的強くて硬く、重さもあるため、時には沖積鉱床で見つかることもあります。 ヘリオドールはその完璧な六角柱状の六方晶系で知られます。大きな塊で見つかることが多く、きちんと結晶化した8メートルのものも存在します。このような巨大なものが、ジュエリーで使えるような品質を持っていることがほとんどないのは、無理もないことでしょう。

ヘリオドールは様々なカッティングを施すことができ、カボション・カットにするとシャトヤンシー(キャッツアイ効果)が見られるものもあります。完全に透明で六角柱状の結晶が見つかると、カットせずにネックレスやペンダントにセットすることもあります。 最高品質のヘリオドールは昔からナミビアで生産されてきましたが、ブラジルのミナスジェライスやロシアのウラル山系、ウクライナでも美しいものが見つかっています。ヘリオドールの耐久性と夏らしい色はジュエリーにふさわしいものですが、ジュエリーを製作するだけのヘリオドール、特に色が濃く(良いカッティングと研磨の)光沢のすばらしいジェムストーンについては、見つけるのが極めて困難です。そのようなジェムストーンはどうしても入手不可能で、ヘリオドールは美しいジェムストーンであるのに、ジュエリーとして市場にほとんど出回らないのです。


 
 
 

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