
| クリソプレーズ | 聖書に記述 |
| 原産地 | オーストラリア、ブラジル、マダガスカル、ロシア、
アフリカ、タンザニア、アメリカ |
| 色 | グリーンアップル |
| 属性 | カルセドニー・クオーツ |
| 硬度 | 6.50 - 7.00 |
| 屈折率 | 1.53 - 1.54 |
| 比重 | 2.58 - 2.64 |
オーストラリアン・ジェイドとも呼ばれるクリソプレーズの名は、ギリシャ語でつかむという意味の「クリソス」と、その色から連想される野菜の西洋ネギという意味の「プラソン」に由来しています。カルセドニー・クォーツの中でも最も愛されている宝石のひとつで、オパールのような光彩を放つグリーンアップルの色と希少性が評価されています。
クリソプレーズはギリシャやローマ、エジプトなどでジュエリーや装飾品に使われ、古代エジプトでは、ラピス・ラズリといっしょにジュエリーにはめこまれました。クリソプレーズは、エルサレムの城壁の土台石に使われた12の宝石のひとつとして聖書にも登場し(ヨハネの黙示録21章19節)、聖タダイの象徴とされています。14世紀には神聖ローマ皇帝カールが聖ウェンセスラス教会などの礼拝堂の装飾に使うなど、大変人気がありました。クリソプレーズはまた、プロイセンのフリードリヒ大王やイングランドのアン女王にも愛されました。
クリソプレーズの色は、宝石に含まれる水和ケイ酸塩と酸化ニッケルの量によるもので、黄色っぽい緑色からグリーンアップル色、萌黄色まで様々な色があります。半透明のグリーン色をしているため、インペリアル・ジェイド(翡翠)と間違えられることがあります。緑色のカルセドニーはほかにプレーズ(やや抑えた色味の緑色をした非常に珍しいカルセドニーで、東欧やアメリカのデラウェア州、ペンシルバニア州で見つかっている)や、ムトロライト(クロミウムで色がついている緑色のカルセドニーの一種で、ジンバブエで見つかっている)などがあります。