
| カーネリアン | 聖書に記述(紅玉髄) |
| 原産地 | ブラジル、インド、マダガスカル、スリランカ、
ウルグアイ |
| 色 | オレンジから赤 |
| 属性 | カルセドニー |
| 硬度 | 6.50 - 7.00 |
| 屈折率 | 1.53 - 1.54 |
| 比重 | 2.58 - 2.64 |
サードイン、あるいはメッカの石とも呼ばれるカーネリアンの名前は、そのオレンジがかった赤色から、ラテン語で肉を意味する「カルネ」が由来となっています。
カーネリアンは、ほぼすべての文明において、重要な役割を果たしてきた宝石です。ウル(聖書が書かれる前にメソポタミアにあった都市)の王族から、ナポレオン(エジプト遠征から巨大な八角形のカーネリアンを持ち帰ったとされる)、チベットの仏教徒まで、カーネリアンはその癒しと神秘と創造的な力により、尊ばれてきました。宗教と深い関わりを持つカーネリアンは、エジプトの女神イシスが、死後の世界に旅する死者を守るために用いられていました。聖書にも、アーロンの胸当てのためにモーゼに与えられた(出エジプト記28章15節から30節)「火の石」(エゼキエル書28章13節から16節)のひとつであったとの記述があります。またエルサレムの城壁の土台石に使われた12の宝石(ヨハネの黙示録21章19節)のひとつでもありました。カーネリアンは12使徒のひとりピリポの象徴とされています。古代ギリシャとローマでは沈み彫り(像が奥に引っこむ彫り方)のシグネット・リングとして人気があ り、ローマ人は濃色のカーネリアンを男性、淡色のカーネリアンを女性の象徴としました。イスラム教の開祖マホメットは、カーネリアンの印章を銀の指輪にはめこみ、身につけていたといわれています。今日まで、中国やインド、チベットの仏教徒は、カーネリアンの守りの力を信じ、ターコイズとラピス・ラズリと一緒にはめこむことでその力を高めるというエジプトの習慣を取り入れています。
カーネリアンは半透明のオレンジ色から赤色のカルセドニーです。均等に色の入った隠微晶質のクォーツで、赤い色合いは酸化鉄の微量元素によるものです。