
| アゲート | 聖書に記述 |
| 原産地 | ブラジル、インド、メキシコ、南アフリカ |
| 色 | 多種 |
| 属性 | カルセドニー |
| 硬度 | 6.50 - 7.00 |
| 屈折率 | 1.53 - 1.54 |
| 比重 | 2.58 - 2.64 |
アゲートはカルセドニーが縞模様に結晶したものです。アゲートの名は、この石が発見されたシチリア島南西部のアチヤテス川(現在のディリロ川)に由来しています。アゲートには流れるような美しい模様があるものがよく見られますが、これは鉄やマンガンが含まれているからです。
昔から、身につける人に尽くすといわれてきたアゲートは、何千年にもわたり人類に愛されてきました。美しく耐久性もあるため、実用と装飾用の両方で使われています。古代シュメール人とエジプト人に尊ばれ、お守りや容器、装飾に用いられてきたアゲートは、最も古くから知られてきた宝石の一つといえます。ローマ時代には、アゲートの沈み彫り(画像が浮き出さず、奥に引っ込む彫り方)を使ったシグネット・リングが、大変な人気でした。
アゲートはモーゼに与えられ、アロンの胸当てにはめこまれた(出エジプト記28章15節から30節)「火の石」(エゼキエル書28章13節から16節)として聖書に登場します。アゲートの一種であるサードオニキス(紅縞瑪瑙)は、エルサレムの城壁の土台石として使われた12の宝石の一つです。(黙示録21章19節)。エルサレムの12の土台石を12使徒にあてはめたカエサレアの司教アンドレアスは、サードオニキスをヤコブの象徴としました。アゲートは特に中世に珍重され、豊作を祈るために雄牛の角に結びつけるという風変わりな使われ方もしました。もっとも荷物を背負った雄牛が姿を消し、見つからなくなるという危険がありますが・・・!
アゲートの形成に必要な主な条件は、ガラス質になった火山灰に含まれるシリカ(二酸化ケイ素)と雨水や地下水などの水分、白や赤、青、グレー、茶、黒などの色の層のもととなるマンガン、鉄分などといった鉱物の酸化物です。アゲートは、透明なものから不透明なものまで多様で、ブルー・アゲート、ブルー・レース・アゲート、クレイジー・レース・アゲート、グリーン・アゲート、インディアン・アゲート、モス・アゲート、ファイア・アゲート、ツリー・アゲート、オニキス、サードオニキス、ウッドアゲートなどがあります。